南北に長い宮城、山形両県境の中央部にある。 山名から判るように強風の山でその影響により高木は育たず標高860m付近から上は一面がツツジが混じった笹原の山である。
南の吹越峠登山口から翁山(峠)を目指す登山者は途中この吹越山の西直下を巻くルートを通る、しかし登山路がないためほとんどの人はこの山頂を踏むことはないようだ。
登山ルートから山頂の間は比高30m足らず延長100mほど。 登山ルートだが、周辺を蔽う笹原は風道の影響で密度がかなり異なる、翁山(峠)方面に進み稜線に近づくと笹の背丈が低くなる、そのあたりから入るのがよい。
笹原を漕いで20分ほど、北のピークを経由して三角点のある山頂に着く。 広々とした平らな山頂は一面の笹原、それも膝丈だから眺望を遮るものはない。 見事な眺めが得られる。
所要時間=比高 翁峠山頂へ370m(距離3km) 登り:60分
稜線コース=翁峠→黒倉山40分→吹越山直下25分(吹越山頂へのやぶ漕ぎ20分)
下り=黒倉山北鞍部の分岐点→ハリマ小屋50分