仙台から車で50分足らず国道48を走りニッカウイスキー工場にかかるころ道路脇に尖った高い山が迫り切り立った岩場が見える、これがロッククライミングのトレーニング場で親しまれてきた鎌倉山である。
岩人間は岩壁の上下のみで「地べた」を歩くことはないのか岩場以外にちゃんとした路はないが北に下る尾根があり踏み跡があってこれを登る。
麓を巻く林道の杉林が切れたあたりから入る。 ヤブは林道からわずかの距離だけで、すぐなくなるから歩きやすい。 崩壊した岩石が積み重なった地形で雨はすぐに浸透し沢もできない。 左寄りに尾根へと登り進む。けっして急な斜面に取り付かないこと。
主尾根に乗るればあとは直線で山頂に。手作りの山名板がある。 さらに進んですこし降りた岩頭で展望を楽しむ。 太平洋の海原から奥羽山脈まで見渡すことができる。 切れ込んだ足下には仙山線が走り、列車がおもちゃのようだ。
帰路は尾根伝いに下り、さきほどの林道に出る。 尾根上の踏み跡は消えてしまうが林道を頭に入れておけば問題はない。先をいそいで急斜面を下りないこと。
所要時間=比高270m 登り:70分 下り:60分