みやぎ里山文庫 
 06-032 
仙台市青葉区の山
 ■地形図
仙台西南部 (1/25000)
 ■所在地
仙台市青葉区松倉
 ■実施日
2007年4月7日
 ■登山道

登山道なし
踏み跡

 ■ マップ
ルートマップなし
前林山 (まえばやしやま)
 標 高 / 三角点
 205.6m / 四等三角点 (点名:綱木)
 概 要


 仙台のランドマーク太白山の北隣りの山。 蕃山から太白山、あるいは青葉山へと続く丘陵地帯にある。
 北側の綱木川から近いが、歩くのは南麓の太白自然観察の森から。 林道があり(佐保山林道)車も置ける。 観察センターから500mほど西進すると北に入る沢があり古い作業道がある。 「追分道」と呼ばれる松倉、綱木と鈎取を結ぶ峰越えの旧道だ。 この古い路を尾根に登り「追分」で十字にクロスする稜線ルートを西に向かえば前林山の三角点へと続く。
 山頂は杉林で視界はない。

追分から東に続く踏み跡は、雑木の気持ちよい尾根路だ。 下山には北頂から東に延びる尾根を進み茂倉右沢(シゲクラ沢)に下りる。 この尾根にも小さな分岐が複数あるので要注意、三番目のピークから下りる。(頂にカサに十の刻字された杭がある)
 この下り尾根も分岐するが左を進めばやがて茂倉沢に下り、あとは笊川合流点まで沢底を歩く。 自然観察の森「野鳥の小屋」で元の林道に出る。 出発点の200m東になる。

 路は踏み跡ていど、尾根路もかなり薄い、特に山頂から稜線に踏み込む地点が判然としないから慎重に見極めること。 沢底はナメで、倒木が散在するが問題はない、渇水期以外はゴム長がいい。

所要時間=比高 m 登り: 分 下り: 分
  

 特 記

 
 ※ 山名は明治初期の生出村絵図から同定した。 青葉区と太白区の境界線が尾根を越え笊川まで延びている。 三角点は青葉区側になる。
 県有林、私有林、民有林が混在している。 杉林は勧誘林、雑木は民有とみてよい。
 

 その他

 
 ※ 周回することになるが時計回りがオススメ。 登りルートは踏み跡コース(追分道)のほか左の杉林を選んでも良い、路はないが問題はない。 沢を詰めるルートもあるが最後の登りが極めて急峻。 三角点のある山頂は平坦で広々としている、三角点は北端にあるが見つけにくい。
    

前林山
前林山遠望(杉林)
太白山から見える前林山
太白山から見える前林山
前林山の三角点
前林山の三角点
沢の分岐
尾根と茂倉沢の出会い

【報告者:源兵衛】 07/04/10

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