仙台から国道48を作並方面に進み、愛子で錦ヶ丘団地・秋保温泉に分岐するあたりから左手正面に山の南面が見える。 サイカチ丘陵から突き出した支峰でお椀を伏せたような山容。
中世武家の館だったと云われているが、誰の館だったかは定かでない。
南麓に諏訪神社があり、神社の石段を上がった本殿左手より裏山に入る山道がある。 ここから山頂まで幅2mほどの道が続いている。
山中は外貌からは思いもしない険しさで、切り立つ山腹、ヤセ尾根を利用した道、張り出し尾根は「見張り所」、土塁、空濠、曲輪といったぐあいに中世武家の館(砦)にふさわしい遺構がいたるところに見られる。 平らな山上の隅には埋もれつつあるとはいえ水源の池もある。
規模、残存度申し分のない遺構で「好きな人」にはたまらないであろう。
山頂からの眺めはない。
所要時間=比高60m 登り:20分 下り: −分
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