二口山塊の玄関口、秋保ビジターセンターの南に位置する三方倉山は、神室岳から東に伸びる三神尾根に位置する山。 秋保大滝から二口に向うと、釜淵を過ぎた正面に盤司岩が見える場所で左手に見える三角形の端整な形の山が三方倉山だ。 ちょうどビジターセンターの裏山のよう。
名前の由来はわからないが『倉』の字は岩を意味するので、「三方を岩に囲まれた山」と言う事だろうか。
三方倉山の登山道は近年に新しく整備され、北斜面を登る「シロヤシオコース」が平成17年、東斜面を登る「ブナ平コース」は平成18年に開設された。 どちらもブナ林の雰囲気の良い登山道で、二口遊歩道を利用し周回出来る。
登山道の整備、新設は『緑を守り育てる宮城県連絡会議』のメンバーの方々が行なったそうだ。 測量に始まり草刈や道の整備と三年越しの事業と言う。 大切に利用したい。
三方倉山の山頂は三角点を中心に刈り払いされた小さな広場になっていて、周囲は木々に囲まれ眺めは良くない。 北方向に大東岳が見える空間だけ木が伐採されている。 また、三角点から少し進んだ場所の南方向も伐採され蔵王連峰や笹谷周辺の山を眺めることが出来る。
所要時間 : 登り:100分 (ブナ平コース)