山名はいくら尋ね歩いても「知らない」麓の大雲寺でも同様。 畑出であった老人がやっと思い出してくれたのが「かどもりやま」 さてどんな文字を当てるのか? 角か門か森か守か。
北隣りの兄弟のような姿の山が「たでざ(館沢山)」らしいーであるなら館を守る「門守」か「門がある森」か 。それとも南(馬場)にあった秋保五ヶ村を治めた秋保家の豊後館や西隣りの上館と関係があるのか 。麓の大雲寺は秋保家の菩提寺である。
南麓の農家から路があるというが長年登る人がいないということで踏み跡もない。 藪は無いから杉林の中をひたすら直登する。 道を尋ねた農家で「山頂にあるからどうなっているか見てきてくれ」と頼まれた地蔵さまは見つけることが出来なかった。 山頂は雑木の疎林。 杉の木が二本、目印のように立っていた。 なお北面の市道(仙台ハイランド方面に行ける芋峠)からみると一面伐採跡で作業道が山頂下まで続いているのが見える。
所要時間=比高170m 登り:40分 下り: 分