現在は八木山と呼ばれ動物公園やベニーランドがある山頂部から南に住宅地が広がっている。 越路山を八木山と呼ぶようになったのは、仙台の豪商・八木久兵衛氏が野球場などの施設を作った昭和になってからのようだ。
越路山の由来はわからないが、中世の東街道が山裾を回り込むようにあったため『あの山を越えて路がある』と言ったところだろうか? 藩政時代になると奥州街道が平野部に作られ、青葉城の南にある越路山は戦略的に重要な地域として一般人の立ち入りが禁止された。
現在は宅地開発により周囲は住宅やマンションが並んでいる。 山頂付近から鈎取山にかけてわずかな雑木林が残るのみである。
動物公園前の都市計画道を南へ進み八木山市民センター前のT字路を右折、マンション前のT字路を左折して100mほど進んだ小高い森が山頂だ。 車道は山頂部を迂回するように朝鮮学校まで続き、山道になって青葉山に抜けている。
入り口には越路山神社と刻まれた石碑があったが、入り口はバラ線が張られていた。 山の周囲も鉄線の張られた杭が回っていて立ち入り出来なくなっている。 山頂まで行く場合は所有者の許可が必要のようで今回は入り口で引き返した。
30年ほど前に来た時は自転車で山頂まで上がった。 山頂に社があったと記憶しているが、現在はどうなっているのだろう。 山頂へ続く石段が荒れている様に見えた。
所要時間=比高20m 登り: 分 下り: 分