みやぎ里山文庫 
 08-029 
川崎町の山
 ■地形図
川崎 (1/25000)
 ■所在地
柴田郡川崎町大字今宿小屋沢山
 ■実施日
2009年4月28日
 ■登山道
登山道なし
 ■ マップ
ルートマップ
大森山 (おおもりやま)
 標 高 / 三角点
694.93m / 三等三角点 (点名:今宿)
 概 要


 大森山は、川崎町名乗にあり山形自動車道古宿サービスエリアの南正面に迫る山、青根温泉の北にある六方山から北に延びる尾根の北端になる山である。

 何度か下見をしたが、山形自動車道と小屋ノ沢に挟まれアプローチが見つからなかった。 今回、山形道の下に連絡用のガードが見つかり北西尾根を登ることが出来た。 
 登山口は、川崎町名乗の国道286号線沿い、北川と小屋ノ沢が合流する地点にかかるY字橋へ左折する小屋ノ沢林道入り口の路肩が広がった部分になる。 いつも大型トラックが停車している側面の林の中に入る舗装路がある。 緩くカーブしながら南進する道は100mほどで山形道の下をくぐり山形道に沿った南側の連絡道に出る。 ここに車を止める。

 小屋ノ沢方向に歩き始めると50mほどで左手にはいる作業道がある。 左折して作業道を進むと大森山裾を南西に迂回する道となり山肌の斜面に沿って300mほど進む。 小さな流れを跨ぐように渡った所に登山口の目印の白いテープがある。 
 この場所から山頂を目指して直登する事になる。 かすかな踏み跡を頼りに急斜面をよじ登ると、沢に沿った尾根に踏み跡が続いていた。 木々の枝を避けながら登って行くが笹薮もなく快適な道だった。
 やがて沢が見えなくなると尾根の形状もなくなり踏み跡も消える。 尾根上は同じ場所を歩いていたが地形に変化が無くなり好き勝手に登るので踏み跡が出来なかったのだろう。
 傾斜が急になり柔らかい地面に落ち葉が堆積しているので足場が不安定、木の枝や幹を掴みながら登るようになる。 登りは良いが下りで滑らないように要注意地点だ。 また、地形に特徴がないので下りは方向を間違えやすいだろう。 赤布を着けてルート確保をすると良い。
 山頂が近くなると、それまで膝丈ほどの笹藪だったのがアオキの低木帯にかわる。 斜面も緩やかになり程なく三等三角点のある山頂に到着できた。 歩き始めて約60分の登りだった。

 山頂は広く刈り払われ樹林の間から二口の山々や雁戸山が見えるが、深緑の季節になればまったく眺望は得られないだろう。
 山頂部は三角形の地形をしていて南端まで行くと南尾根に下る踏み跡があった。 何処まで続くみちだろう、そのまま六方山に行くのだろうか?

 下山は登ってきた道を忠実に戻る。

 所要時間=比高   m 登り: 60分 下り: 30分
 

 特 記・その他

 
 ※ 下山時は、地形に変化がないので方向に注意する事!
 
 気持ち良く下っていたら、目印にしていた国道沿いの白い建物と眼下の養魚場の位置が少しおかしい? GPSで確認すると西にずれてしまい1本隣の尾根に入っていた。 本来の登りに使った尾根に修正したが、間違った尾根は最下部が岩場の崖になっていた。
 
     

高山
Y字橋から見える大森山
作業道
山麓の作業道
山頂
大森山頂
雁戸山が見えた
雁戸山
ヤマエンゴサク
ヤマエンゴサク
ヤマハタザオ
ヤマハタザオ

【報告者:マルゴ】 09/05/29 

みやぎ里山文庫