山伏森は、隣の傾城森と共に七ヶ宿ダムの上流部にこんもりと漏りあがった岩山。 祇園の舞妓と修験者との悲恋伝説が残されている。
それは、今から30年前、『傾城の美女』といわれた祇園の芸妓と修験者が恋仲になり駆け落ち、七ヶ宿まで逃げて来たところで追手に追われ、白石川の淵に身を投げてしまった。 二人の後をおって下女も東方の山下で命を絶ったと云う。 のちに2つ並んだ山を傾城森、山伏森と呼ぶようになり、二人が身を投げた淵を『地獄淵』、東方の山を侍婢山と呼ぶようになったそうだ。
伝説はさて置き、つり橋を渡った奥の道は岩がゴロゴロして異様な雰囲気がある。 どちらの山も山頂まで20分から30分と短時間で登れ、山頂は小さな展望台のようだ。 山伏森は、山頂下の登り口と山頂に赤い鳥居があり、山頂の石祠の脇に鉄剣が奉納されていた。
所要時間=登り:30分 下り: 分 |