南三陸の志津川湾を見下ろす山。 かつては志津川町で一番高い山であったが、合併により最高峰は隣町の田束山に譲った。
入谷を囲むように聳える入谷三山(惣内山・童子山)の中心の山で、金の産出で栄えた入谷の信仰の里山、山頂の石祠は金華山神社から分祀されたと云われ金華山方向を向いている。
また、神行堂山は、「石の平の高野山」とも呼ばれ、古く弘法大師が寺を開こうととしたが叶わず、のちに高野山に寺を開いたと云われる。 山麓には巨石群があり、大蛇を退治した時に落雷で裂けたと云われる3つに割れた石がある。 古くから成人の儀式として割れ目を通り抜ける『胎内くぐり』が行なわれ、善人しか通りぬけられないと云われていた。
登山道は入谷の北、石の平から登る。 巨石群の西100mほどの所に道標と案内板があるが、駐車場はない。 山頂まで直線的に登る急斜面、途中に鳥居と杉並木がある。
山頂からの眺めは素晴らしく、南東に志津川湾が北には北上山地の山々が望める。
所要時間=登り:40分 下り: 分