南三陸町に2つある保呂羽山のうち、神割崎で有名な戸倉半島にある保呂羽山は、地元で『おほらさん』と呼ばれ、もうひとつの保呂羽山と区別するため雌保呂羽山(オンナ・ホロワ)とされる。 ほかの三陸沿岸の山と同じく舟の目印になった山で、山頂には保呂羽権現が祀られた神社がある。
保呂羽山の登山道は地形図に載っていないが、藤沢から雰囲気の良い道が山頂まで続いている。 藤沢小学校前の道を入り沢沿いの道から急斜面を尾根に登る。 尾根にある赤い鳥居は「一の鳥居」 登山道の途中にある藤沢の笠松跡を過ぎると山道の急な登りが「二の鳥居」まで続く。
二の鳥居から約10分で到着する山頂は、広く東の海に向いた保呂羽神社は朱に塗られ良く手入れされている。 保呂羽神社の裏手に二等三角点がある。 木々に囲まれ眺望は良くないが、浜の民に大切にされた里山の雰囲気が感じられる良い山だ。
所要時間=登り:60分 下り: 分 |