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登米市の山
14-002 |
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■地形図 |
登米 (1/25000) |
■所在地 |
登米市豊里町白鳥山 |
■山行日 |
2011.9.3 |
■登山道 |
踏み跡程度 |
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■ マップ |
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猪眠山 (いねむりやま) |
標 高 / 三角点 |
67.70m / 三等三角点 (点名:猪眠山) |
概 要 |
猪眠山は登米市豊里町にあり、天神山のある津山町と北上川を挟んだ対岸にある山だ。
猪眠山の山頂三角点を(初めて/手っ取り早く)目指す方には、まず白鳥神社を訪れる事をお勧めする。 白鳥神社は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が祀られている神社で、私が登った時はちょうど、地元の人たちが九月九日の秋の例大祭の準備をしている最中だった。 ご迷惑にならないよう余りじっくりとは鑑賞しなかったが、由緒ありげな神社である。
神社の境内からいったん道路に出て少し歩くと右カーブになり、その先には民家がある。 右カーブの左手に目をやると、猪眠山への入り口を見い出すことができる。 道幅1.5mほどの細い作業道といった感じの道が右手に伸びている。 自動車は乗り入れできないので、神社下の鴇波コミュニティセンターにある駐車場を利用する。
雰囲気の悪くない竹林の坂を登ってゆくとやがて視界が開け、小さな放牧地(採草地?)が現れる。鉄線が張られた草地の横を過ぎると杉並木が現れ、薄暗い小道となり、やや急な坂を登ってゆくと尾根に到達する。
ここからは南北に伸びる尾根を北に向かって進んでゆくが、この辺になると道はなくなる。 所々消えかかった踏み跡を頼りに歩きやすい所を選んで歩を進めると、やがてやや太い杉の木にたどり着く。
尾根の東側はかつての砕石場の採石の結果、山の岩盤が採掘され斜面は切れ落ちていると思われるので、崖にはあまり近づかないようにしよう。
杉の木から少し進むと、藪の中に三等三角点を見い出すことができる。 展望はよくない。
白鳥神社の言い伝えによれば白鳥山の頂上に古社があり、日本武尊が陸奥夷賊を平らげ給う時の旧跡であるという。 もし、白鳥山イコール猪眠山であったなら、今や頂上が無くなってしまった猪眠山は伝説の旧跡を削り取られた残念な山ということになる。
猪眠山の名前の由来については、はっきりしたところは分からない。 そのものずばりイノシシの寝姿に似ているからという説、八幡太郎義家公が前九年の役の頃、戦いの最中に当地で寝てしまったという伝説があるようだ。
所要時間=登り:20分 下り:10分
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特 記 |
※ 昔は現在の三角点の東側に今より3.8m高い、標高71.5mの山頂三角点があった。
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