雷神山は東和町米谷地区の北部に位置し、国道346号線と県道東和米谷線に挟まれた、二股川左岸に鎮座する尖った小山で、山全体が中世の城館跡である森合城跡となっている。
雷神山に登るには、南側から急斜面を直登してもよいが、ここでは山体の裏(北側)に回り込み、作業道を利用して山頂を目指すコースを紹介する。
米谷の中心部から北に3kmほど進むと上り坂の最初左側に森合バス停、登り切って雷神山南麓に森合城跡の標柱をみる。坂を下ってS字カーブ内のチェーン着脱場を過ぎると、「道の駅 林林館 1.3km」の標識がある。この付近が駐車ポイントとなる。
道路向かいに土手があり斜めに道がついている。土手を越えて河川敷内の未舗装道(市道)を進んで山の北側に回り込む。真北の谷も登れるが、さらに西に進むと、市道は山体をそれて西に伸びるので、市道とはサヨナラし、山際の草ぼうぼうの道を進んでゆく。
やがて道は山体に入り、上り坂となる。道なりに二度ほど折り返し、急な坂をしばらく進むと、広い山頂部の北西側に出る。平らな道を左回りで南側に回り込むと道が三本現れるので、左の登りを選ぶと間もなく山頂に到達する。
山頂には「雷神社」と刻まれた石祠、その脇に朽ちかけたスレート瓦ぶきの社殿、その奥に古い雷神碑と三角点がある。
展望はあまりないが、山頂東側に寄ると眼下に道の駅、遠くに権現森や電波塔が林立する米川の山が垣間見れる。
所要時間=登り: −分 下り:−分
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