JR石巻線佳景山駅の南に位置する南北に長い山で、登山道は無いと思われる。
今回は初めてなので、人家が無い東側からアプローチし、また山体に取り付き易い‘墓地’を利用して入山した。

　河南広域農道の信号交差点付近より、墓地へ向かう。　イチョウの木が２本並んで立っている所が墓地の入口だ。　墓地は上り坂になっており、杉林に続いている。　杉が植林された暗い林床の急な斜面を足場を作りながら、一歩一歩直登する。
　予想よりもかなりの時間を費やし、墓地から稜線にたどり着くまで４０分弱。１分間でかせぐ高度は約2.3ｍ。　踏み跡さえ全く無い急坂を登るのは、なかなか手強かった。
　稜線にたどり着いた所で休憩、山稜の北側に進み山頂三角点に到着した。　三角点の周囲には、杉の林床に常緑低木のアオキ、笹類のアズマネザサなどが自生。

　三角点を踏んだ後、戻って南側に進むと『境』と刻まれた古い石碑を発見。　ここは見晴らしが良く、上品山などが遠望できる。　おそらく、河南町の合併前の鹿又村と須江村の境界石なのだろう。　さらに南に進むと、砕石場のパワーショベルによるブル道が山稜直下まで迫って来ているのが見られた。

所要時間＝登り：40分　下り：　−分