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石巻市の山
15-010 |
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■地形図 |
石巻 (1/25000) |
■所在地 |
石巻市前谷地 |
■山行日 |
2013.1.1 |
■登山道 |
登山道なし |
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■ マップ |
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龍ノ口山 (たつのくちやま) |
標 高 / 三角点 |
81.5m / 三等三角点 |
概 要 |
石巻市の龍ノ口山は、仙台平野の北部に浮かぶ加護坊山・箟岳山丘陵と旭山丘陵の間に位置する南北に細長い山で、山体の北端近くに山頂がある。
平成の大合併により2005年に周囲の町と合併してできた新しい石巻市の中では、南の旭山とともに市最西端に位置する山でもある。
北麓にある龍口神社から急斜面を登るコースが最も短く一般的であるが、今回は南北に長い稜線を楽しむため、南端に近い鳥谷坂から山頂を目指すコースを紹介したい。
石巻市中心部から国道108号線を西進し旧河南町の前谷地市街地を過ぎると、涌谷町との境付近にJR石巻線の鳥谷坂トンネルがある。 このトンネルの真上へは西側と東側の両方から古びた道が通じており、鞍部は三叉路になっていて脇に馬頭観音の石碑が並んでいる。 この辺りがスタート地点となるだろう。 三叉路から北へ向かう上り坂の上には共同墓地があり、ここまで車が進入できる。 墓地の北端に稜線を進むコースの入口がある。
コースに入ると間もなく、踏み跡は定かでなくなり藪っぽくなるが、稜線がしっかりしているので、迷うことは無いだろう。 西側が切れ落ちている箇所があるので注意しよう。
稜線を忠実に辿って北へ進んでゆく。 時折り直進できない場所が出てくるが、稜線から少し逸れても歩きやすい進路を取ろう。 20〜30分ヤブを歩くと突然、よく手入れされた山道に出合う。 どうやら麓に住む家の方の昔からの墓地への通い道のようである。
個人墓地を過ぎると再び道は藪っぽくなるが、ここからは道らしい平らな地形が続くので、地形を頼りに進んでゆく。 杉の並木が現れるとやがて、下から上がってくる作業道に合流する。 折り返すように左折し、上り坂を上がってゆく。 道は徐々に右に曲がり、次第に北に向かうので心配ない。
坂を上り切ると作業道は消えてしまうが、まっすぐ北へしばらく進むと、アジサイなどが植栽された公園風の小さな広場がある山頂に着く。 北側がコンクリート製擬木の垣根が巡らされている。 広場の北東に三角点があり、北方面に箟岳山が眺望できる。
広場から西へ進むと下りになり、急坂を降りると龍口神社の立派な境内があるが、正式には赤い大鳥居をくぐって参詣したほうがよいだろう。
比高=約 −m 所要時間=登り: 60分 下り: 50分 |
特 記 |
※ 龍ノ口山は、南北に長く延びる稜線を竜の姿に見立て、北端の龍が大きく口を開けた所に龍神を祀った説がある。
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