みやぎ里山文庫 
 16-030 
東松島市の山
 ■地形図
小野 (1/25000)
 ■所在地
東松島市野蒜海岸
 ■実施日
2007年3月18日
 ■登山道
登山道なし
 ■ マップ
ルートマップ
鰯 山 (いわしやま)
 標 高 / 三角点
29.0m / −
 概 要


 海水浴で知られる野蒜海岸の松原のなかにある岩山。 西南面は崩壊して危険、周りを一周(わずか60mほどか)すると登れるのは北西に一ヶ所だけある。
 山頂からは奥松島と呼ばれる宮戸島が見渡せる。
 山上に古い石杭が転がっていた。 宮城県、明治二十六年と読める。 大仏山山頂のものと同じ形。

 北脚部に「千人洞せんにんぼら」と呼ばれる洞窟があるが今はわずかに口が開いているだけだ。

所要時間=高比  m 登り:  分 下り:  分 
  

 特 記


 ※ 千人洞(せんにんぼら)は、自然洞窟で中に千人はいれるほど広いーというのが名のいわれ。
戦前生まれの人が子供のころは入って遊んだという、そのとき錆びた刀などが散乱していたということだ。
明治維新に勝利した官軍が仙台進駐の際、船で宮戸島潜ヶ浦に入港し仙台に向かったそうで、この洞に一時泊り込んだとか。 散乱していた刀剣などもそれらに関係するのだろか。
  

 その他


 ※ 南に隣接してかんぽの宿松島がある。 車はその裏にある道路に止める。
    

鰯山
海岸から見た鰯山
鰯山
山頂から宮戸島を見る
鰯山
山上に転がっている石杭
千人洞
千人洞

【報告者:源兵衛】 07/03/23  

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