長畑山は、名取市の樽水ダム南丘陵にある山。 周辺の高舘丘陵は、宮城県の自然環境保全地域に指定され、豊かな自然環境が保たれている。 また、高舘丘陵は数百万年前の火山岩や花崗岩類から形成された硬い岩石の山々で、長い年月を経ても侵食が進まず、ゆるやかな丘陵を成している。 三角点名を山名としたが、長畑は山の所在地名。
長畑山には名取スポーツパークに向う市道の途中から名取市が管理する山道を登る。 あまり手入れはされていないが、しっかりとした道が名取スポーツパークを半周するように続いている。 また、東に続く丘陵地帯に整備された『高舘いこいの森』の遊歩道を利用して登る事も出来る。 遊歩道の終点をそのまま進むと山道に繋がっている。
三角点は山道から外れた場所にある。 山頂付近から道を外れ尾根に沿って登れば赤いリボンが目印の三角点は容易に見つかるだろう。 赤松の林の中にポツンと三角点があるだけで山頂の雰囲気はない。 周囲も木が密集しているので眺めも良くない。 松食い虫の被害にあった丸太がいたる所に積み重ねられ、山道を歩いていては気づかない光景に心が痛む。
山道をそのまま辿ればスポーツパークに出るそうだが、歩いた日は低気圧の通過に伴う荒れた天候だったので来た道を戻った。
所要時間=比高 110m 登り: 20分 下り: 15分