みやぎ里山文庫 
報告者 : 源兵衛
亘理町の山 21-030 
 ■地形図
亘理 (1/25000)
 ■所在地
宮城県亘理町字卑下入(ヒガイリ)
 ■山行日
2011年2月16日
 ■登山道
稲荷神社参道
 ■ マップ
ルートマップ
    
稲荷山 (いなりやま)
 標 高 / 三角点
 約30m /  
 概 要


 閑居山(三角点記号204・4m)の南に夜討坂の記載があるが、ここから分岐して太平洋側に派生した尾根の先端にあるのが稲荷山。 
 町道脇に車を置き石鳥居をくぐる。 尾根上に出ると西への参道が続く。 古い桜並木で東屋があったり季節には花見の人も来るのだろうか。 入山口の案内板によればエドヒガンザクラの古木があり地域では種蒔き桜として親しまれたという。
 
所要時間=約5分 
   

 特 記

 
 ※ 石鳥居から5分ばかり進んだ位置に尊久老稲荷神社(そんくろういなりじんじゃ)がある。
 その説明板には、

842年陸奥の太守小野篁たかむらがこの地を訪れた際、一人の童子が道案内をしました。 稲荷山付近に来ると童子は「予の住まいはこの深山なり」と黒狐に身を変えて姿を消し、そこで小祠を建て「総黒稲荷」として信仰さたと伝えられています。 いつしか総黒から「尊久老」と呼びをかえ、現在まで信仰されています。
 さらに説明には「亘理伊達家の練兵場になっていた」とある。
 
 阿武隈の山稜から東へと下る丘陵地帯には小さい溜め池が多数点在し、この季節どの池にも白鳥の姿が見られた。 手が届きそうな近さで美しい姿を観賞できる。
  

 その他

 
 ※ 報告者は稲荷山から尾根伝いに閑居山に登った。 コース前半は楽勝、後半は少々の苦戦。  50分かけて夜討坂に到着したが広く皆さんにお勧めはできないコース。
  

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稲荷山の細長い尾根は桜並木
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山道の東屋
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稲荷山神社縁起
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稲荷山神社の拝殿
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稲荷山入口のガイド板

 2011/02/20 

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