みやぎ里山文庫 【 角田市・丸森町の山 】
 22-006 
山   名 斗 蔵 山
よみがな とくらさん
標高/三角点 250.0m / 三等三角点(238.1m)
地形図名 白石東南部 (1/25000)
所在地 角田市
概 要

 斗蔵山は、角田市の中心にある山で市街地にも近く地元では『おとくらさん』と呼ばれて親しまれている山。
 奥州三十三観音の四番札所にあたる山で、山頂には大同二年(807)に坂上田村麻呂が建立したと伝えられる斗蔵寺千手観音堂と弘法大師が「紫雲天にたなびき奥州無二の霊地なり」と賛美したと云われる斗蔵神社がある。

 標高250mの低山ながら江戸時代から「お留山」として伐採が禁じられ、太平洋側北限とされるウラジロガシの群生林やモミ・イヌブナの自然が豊かに残されている。 宮城県の自然環境保全地域に指定されている。

登山道は湯殿山碑がある登山口から1.3kmの古い山道が残るが、山頂の斗蔵神社の参道まで舗装路が出来ていて、広い駐車場がある。 駐車場から石段を上がり杉並木の参道を登れば約10分で斗蔵神社に到着する。 

 山頂周辺は、散策路があってバードウォッチングを楽しみながら歩ける。 斗蔵山の最高点は、神社の南側の森の中になる。 また、三等三角点は山頂より少し南に下った標高238.1m地点にあるが未確認。

所要時間=登り:10分 

特 記 ※ みやぎの三大民謡として全国大会も開かれる「えんころ節」は、きこり達が斗蔵山のカシの木を題材に「木遣歌」として歌ったと云われる。 
 時の船大工や船頭らによって歌い継がれるうち、めでたい座敷唄になったと伝えられ、斗蔵神社の前に歌碑がある。
  
登山実施日 2003年3月14日
地 図 アクセスマップなし / ルートマップなし
斗蔵山
斗蔵山
斗蔵神社
斗蔵神社
斗蔵寺観音堂
斗蔵寺観音堂
えんころ節の碑
えんころ節の碑

【報告者:マルゴ】 06/07/13 

角田市・丸森町の山

 

 

     【 ご注意 】 

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