野上五山を麓のシシナゴから登ってきた。 じつはこれらは蔵王の盟主熊野岳から川崎盆地へと下る長い北東稜線の上に並ぶ山々でクラスミ山からさらに稜線をたどればやがて名号峰を経て奥羽脊梁山脈へと登りつくことになる。 積雪期にこのルートを歩いた記録も残っている。
川崎盆地から西を眺めればこれら五山がよく見えクラスミのピラミダルな山容、シシナゴの台状の形が見て取れる。 南雁戸からの下り路では五山のかたまりを西から見下ろす事ができる。
北沢林道は安定度が高く、土砂崩れも少ない。路面状態も申し分ない。季節には山菜取りの車が見られるが登山者で賑わうのはシシナゴまで。 「好き者」でもせいぜい立石山どまりのようだ− |