みやぎ里山文庫 
 08-013 
川崎町の山
 ■地形図
今宿 (1/25000)
 ■所在地
柴田郡川崎町大字今宿野上
 ■実施日
 ■登山道
登山道なし
廃道と笹薮
 ■ マップ
ルートマップなし
クラスミ山 (くらすみやま)
 標 高 / 三角点
790m / 野上五山の主峰
 概 要


 北沢山山頂の30m手前から北に分かれる尾根を30分進むと山頂。 この尾根は細木が密集して体をよじるようにして進む、踏み跡もない。 山頂直下が急斜面で一汗かく。
 狭い山頂部は成長した雑木に覆われ眺望は全くない。

 山名は「鞍隅」ではないか? この一帯は源義家が奥羽王安倍貞任を攻略した前九年の役の戦場が村田・四方峠から笹谷峠にかけて広がるなかにあり、周辺にはこれにちなむとおもわれる「名乗」「八幡岩」の名が残る。 「的場山」も「クラスミ」もこれの一つではないか。 崖、急傾斜を表す「クラ」はここでは地形ではなく義家に因むとみるのだがどうだろう。

所要時間=北沢林道から比高270m 登り:60分 下り:50分

 特 記

 
 野上五山を麓のシシナゴから登ってきた。 じつはこれらは蔵王の盟主熊野岳から川崎盆地へと下る長い北東稜線の上に並ぶ山々でクラスミ山からさらに稜線をたどればやがて名号峰を経て奥羽脊梁山脈へと登りつくことになる。 積雪期にこのルートを歩いた記録も残っている。

 川崎盆地から西を眺めればこれら五山がよく見えクラスミのピラミダルな山容、シシナゴの台状の形が見て取れる。 南雁戸からの下り路では五山のかたまりを西から見下ろす事ができる。

 北沢林道は安定度が高く、土砂崩れも少ない。路面状態も申し分ない。季節には山菜取りの車が見られるが登山者で賑わうのはシシナゴまで。 「好き者」でもせいぜい立石山どまりのようだ−  

野上五山・中央の尖りがクラスミ山
野上五山・中央の尖りがクラスミ山

【報告者:源兵衛】 06/10/01 

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