六方山は、蔵王連峰の名号峰から東に伸びる尾根に沿った、青根温泉の北西にある山。
名前の由来は定かではない。 山頂から六方向に尾根が張り出しているから六方山だろうか? 蔵王の峰々が熊野・刈田・三方荒神山・名号峰など宗教に関する名前が多いので、仏教の世界を表わす六方(東・西・南・北・上・下)から名付けられたとも考えられる。
六方山は、国道457号線沿いの前川手代塚山から登る。 昨年の3月末に県道近くの南東尾根からチャレンジしたが雪が無く藪のために敗退、今回は東側にある立派な林道を利用して山の状況を観察しながら登った。
林道を歩いて行くと途中に車止めがあり標高500m辺りまで立派な車道があった。 林道終点から上部の堰堤まで100〜200mは、人が歩けるように道が整備してあるが、雑草が伸びて足に絡まり歩きにくかった。
堰堤より沢沿いの東斜面をルートに登る。 残雪があるうえに藪も薄かったのでここしかないと決断した。 標高700mの稜線に上がると林野庁の境界の見出し票があり道があるようだ。 雪の下で道の状況は分からないが廃道と思われる。
尾根を辿ってなだらかな山頂に着くと、ブナに囲まれた広場に出た。 積雪は50から100cm程度だろうか。 今日は曇り空で遠望は良くなかったが、蔵王の山並みが見えていた。 山頂部も笹が結構あったので無雪期は難儀が想像される。
所要時間=比高680m 登り: 分 下り: 分