杉ヶ峰は、蔵王の刈田峠から南に伸びる尾根のピークで南蔵王縦走コースの中間にある山。
南斜面の鞍部に広がる芝草平は、蔵王最大の湿原。 残雪が消えた遅い春には多くの高山植物が咲くお花畑になる。 また、杉ヶ峰の西斜面にも湿原があり多くの池塘が確認されているが、登山道がない幻の湿原。
山頂は広く眺めが良い。 宮城県の最高峰である屏風岳が隣に見え、北の刈田岳や遠く西に朝日連峰が望める。
単独で登られる山ではなく、刈田峠から不忘山へ通じる南蔵王縦走路を使って登る。 縦走路では通過点のような印象の薄い山だが、山麓の湿原や台形の堂々とした山容である。
所要時間=登り:40分 下り:30分 (刈田峠から)