三陸自動車道・鳴瀬奥松島ICの南方にある山。 以前、国道45号線が鳴瀬川を渡る小野橋があった野蒜側に位置する。
地元の人は「はっちやもり」と呼ぶ。 山名の鉢は飯鉢の鉢などのことで山容からきているものが多く秋田音頭に歌われる「八森」など各地に見られる名だ。
はちーを八としたのが仙台・奥新川の八森山、国鉄がこれをヤツモリとしてしまい、いまでは国土地理院までヤツモリにしてしまった。 ヤツでは鉢にならない。
ここの鉢ヶ森は03年7月の宮城県連続地震のさい南側で地崩れを起こしその復旧工事で形が大きく変わってしまった。 登山路も消えた。 山頂は南西が開け展望が得られる。
頂のすぐ下(東)草に埋もれて数基の墓石がある。 昔の吉田川、鳴瀬川改修工事の犠牲者のものだという。
登るには南面の地崩れ工事の縁を直登するか東からの尾根からとなる。 登山路はない。
所要時間=高比 m 登り: 分 下り: 分