仙台の北東部富谷、利府から大郷の間に広がる丘陵地帯は、番ヶ森の210mを最高部にこまかい襞がおりなす「高原」といってよい。 とても「登山」の対象ではないし土砂採取や廃棄物処分場の展開により里山歩きの楽しみさえ奪われた。
亀山も例外ではなく惨憺たる様相だった。 山頂部(150m付近)周辺は大きく整地され廃棄物処分場になっている。 山頂部の土塁や整地などの様子からこの山が古くから大切にされたということがうかがえる。
麓の集落にも歴史を感じるものがあるが、しかし、がさがさとした雰囲気に覆われているのは走り回るダンプや重機の音のせいだろう。
泉ヶ岳など西部山岳の眺望よし。
初めの100mばかりは藪こぎ。 杉林のなかに古い路を見つけあとは楽に登る。 途中(社)宮城県環境事業公社用地(大規模な産廃処理場)を通る=このためにかつての山道はすべて消えたようだ。 盛国寺わきから山に入る路がある。 これがかつての登山路と思われる。
所要時間=登り: 分 下り: 分