東栗駒山は、栗駒山の東に新湯沢を挟んだ位置にある山。 栗駒山登山ルートの途中にある山で単独に登られる事はまずない。 新湯沢の源頭部付近は古い噴火口跡で、東栗駒山はその外輪山になる。 なだらかな外輪部の中間地点でピークの印象は薄い。
東側から栗駒山頂を眺める好位置にあり、裾野を大きく広げた栗駒山の東斜面は潅木と草原で、残雪期の花々や秋の紅葉、草紅葉が美しい。 特に9月下旬、県内でいち早く色付く紅葉は見事だ。
東栗駒山は、イワカガミ平から栗駒山登山ルートの一つ、新湯沢コースを登る。 新湯沢の渡渉点までぬかるんだ悪路、新湯沢の沢沿いを100mほど登り渡渉する。 振り返れば大崎平野や文字三山が見える。 新湯沢を過ぎると潅木も疎らになり山頂が見えてくる。 東栗駒山から栗駒山に登り中央コースを下山する周回がオススメ、逆回りはイワカガミ平手前の悪路に苦労する。 森林限界を越えた岩場なので強風に注意する。
所要時間=登り:80分 |