傾城森は、隣の山伏森と共に七ヶ宿ダムの上流部にこんもりと盛りあがった山。 凝灰岩が侵食によりコブのように残った岩山で下を流れる白石川は水晶石の産地だった。
登山口に近い北峰が山伏森、奥の南峰が傾城森で山伏森より少し高い。 山頂までの急斜面は階段と柵があり危険な箇所はないが、急斜面の登りと山頂は周囲が岩場になっているので注意する。 山頂には石造りの鳥居と石祠があり松の木の樹間から七ヶ宿湖や関宿が見下ろせ、蛤山や不忘山も眺められる。
山頂下の鞍部に四等三角点(東谷地山)があり、奥に踏み跡のような道があるが未確認。 登山口の吊り橋を渡って左折し傾城森の東麓を廻り込むと婢待山に通じる道があるそうだが、こちらも未確認。
祇園の舞妓と修験者との悲恋伝説が残されている。 詳しくは山伏森を参照。
アプローチも良く短時間で登れるので、ドライブの途中やファミリーハイクに良いが、靴はしっかりしたものを履きたい。
所要時間=登り:30分 下り: 分 |