番城山は宮城県七ヶ宿町と山形県上山市にまたがる県境の山。 奥羽山脈の分水嶺の山で両県どちらからも登山道がなく、積雪期以外は籔で登るのが困難と聞いていた。 その番城山に山形県の上山市古屋敷から登山道が整備され、数年前から地元の小学生が登っているとの情報を得、今年(06年)6月出かけてみた。
「日本国古屋敷村」の手前から右手の林道に入って進むこと1.6キロ。 浅い沢の手前に何台分かの駐車スペースがあり、ここに車を停めて歩き出す。
日当たりのよい伐採植樹用の林道を1時間ほど、ひたすら上の際に向かって歩く。 林道は途中何箇所か分かれるが、ほぼ道なりに進み、上のほうではピンクのテープを探しながら歩くとよい。 左手の尾根に取り付く感じで樹林帯に入れば、あとは踏み跡を辿るのみ。 山頂手前の壕状の所へ出て左にまがってから籔っぽいが、やがて右手に道が現れるので、それまでがまんして進む。(樹林帯に入ってから約1時間)
山頂は笹で覆われるが、立った状態では蔵王連峰の山並や七ヶ宿方面が見渡せる。 地元の人たちに大事にされてきた番城山。 私たちも感謝の気持ちで歩かさせていただきたい山である。
所要時間= 登り:120分
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