まず、事前の情報収集が大切です。 地形図から山の形や名前を調べます。 斜面の斜度、尾根の形・岩場・沢・湿地・池・木の種類・田・畑、などなど、地形図からわかる事は沢山あります。 等高線の幅が広い所は歩きやすく斜面を線で繋げると登山ルートが出来あがります。 林道や作業道、送電線の巡視路も積極的に利用できます。
ガイドブックやインターネットで登山情報を調べるのも良いでしょう。 ただし、季節が違うと山の様子も違ってきます。 登る季節を選ぶ事も大事です。 里山歩きの適期は、木々の葉が落ちて下草が枯れた晩秋から冬、そして新緑の春までです。 豪雪地帯以外は冬がもっとも歩きやすいでしょう。
里山は麓に住む人々と共にあります。 集落の歴史や伝統、地域の名所、旧跡、語り継がれる伝説や民話を調べる事も大切です。 書物の中に山の事がかかれている場合も多くありますが、村のお年寄りに聞く事も重要な情報収集の手段です。 帰り道で里の人に出会ったら、山の事を聞いてみましょう。 山の名前が違っていたり、由来など興味ある話しが聞けるかもしれません。
実際に山に入ると枝道や作業道が沢山あって地図にない道が見つかる場合があリます。 道を下ったら民家の裏だったりして、思いがけない場所に出るのも里山歩きの楽しみです。 ただし、地形図で常に自分の位置を確かめましょう。 地図に自分で見つけたルートを記録する事で自分だけの里山ルートが出来あがります。 時には、深い沢や渡れない川に突き当たることもあるので気をつけましょう。
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